2014/09/10

「マルティニークからの祈り」

2004年からの2年間、フランス マルティニークで過酷な日々をおくった女性とその家族の壮絶な時間を描いた実話に基づいた韓国映画を観た。

「マルティニークからの祈り」

平凡な主婦が、明日の生活の為のお金が欲しくて、頼まれた荷物をフランスに持ち込むだけで大金が稼げる!って美味しい話にのったら、それは持ち込むと逮捕されちゃうイケないもので、言葉もわかんない国に拘束されちゃうのです。

要は世間知らずなわけです。ついでに旦那も。

でもそこからが更に辛い(>人<;)
差別、いじめ、レイプ未遂、無関心、、

守ってくれるはずの大使館の対応は最悪、、、これが実話だというから、マジ最悪っ!

フランス語の話せない彼女の言い分は誰にも聞いてもらえません。
韓国で妻の解放を願い、いろいろ動く旦那の話も誰にも聞いてもらえません。そして、いい加減な大使館のやり取りに振り回されるだけ、、。
拘束されているだけで、裁判さえしてもらえないのです。

世間知らずなだけに、まっすぐに向かい過ぎで、人の言葉を信用し過ぎで、ぁあ辛い、、、
自分の声が誰にも聞いてもらえないって、辛いよな。

拘束されて2年近く経って、誰も聞いてくれなかった話を聞いてくれたのはTVスタッフでした。

そこからたくさんの人が動いて、韓国ではかなり大きな力を持つネットユーザーも動かし、拘束された彼女の人生も動きだします。

テレビとネットで袋叩きされた大使館は、変わったんだろか。。
そう願いたいです。

当たり前の幸せを得るのに、こんなに辛い目にあわないとイケないんだろか。んなことないだしょ。

明日の生活の為にお金が欲しい、と思うことはイケないんだろか。
イケなくないわな、
ただ、美味しい話はないってだけ。

大切に思う人と過ごす時間は何より幸せ、だよね。
ただ、それを忘れちゃったり、慣れっこになっちゃったりしない?

人を騙す悪い奴がいて
美味しい話にのっちゃう人がいるのはいつの世も、どの国でも一緒だね。

ただ、なんとなく仕事みたいなのをしてる役人がなんで国民を守る大役を任されてるのかわかんない。
あぁ、わからない。


でも、実話に基づいた現実の出来事で。。

毎日難しく考えずになんとなく幸せ、でいたいと欲張りに思ったのでした。

この映画の人生を送ったご家族が、これからずっとずーっと一緒に笑顔でいられますように。ずっと。



メディアやネットはこう使われるべき。
真実を伝えて、何かを動かせる力
を持つものはそう多くはないんだよね。
Love
Yuuka