前記事から続いておりまする〜
ディスカッションでは、大使館の方が、
アフリカンアメリカンの歴史は悲しいものがたくさんある。
長い間、差別は終わらず、その長い間の苦しみのおかげで、
アメリカは国として強くなった。
テストに出る歴史の流れだけでなく、この映画にあるような彼らの苦しみを
忘れてはいけないし、私達には未来へその歴史を伝えていく責任があって、
二度とその過ちを繰り返さないためにも語り継がなきゃいけない。
将来、差別や苦しみ、キング牧師のような存在を作ってはいけない。と
失礼ながら、学校の先生のようなことを話された。
アメリカ人学生さんは、知らないこともあったし、とても難しかった、って。
白人とアフリカンアメリカンは別のコミュニティに置かれていた時代の歴史は
歴史的にみて興味深いが、最も必要なのは、自国の歴史を思うことだ、と。
自国の歴史について多くを語れない人が多い日本人には耳が痛い、、、
若い日本人男性が、キング牧師暗殺後の暴動は何故起きたの?って
質問をしたんだけど、これはうまく通訳されなかったのか、
差別制度の廃止を恐れた者が暗殺した、と違う答えが返ってきて、
パネラーの見解が聞けずとっても残念( ̄ー ̄)
そして、アメリカ人女子大生からの質問。
セシルは黒人に対する政府の在り方については寡黙で、
ルイスは反して活動を起こした。
社会の中での変化を求めるならどちらがいいと思うか?
これについて会場の回答は
両方大事だと思う。息子とお父さんでは世代が違うし、
日々ひたすら頑張ること、声を大にして訴えること、それは両方必要。
息子のようなデモンストレーションがなかったら、
政府を動かせなかったかもしれない、と。
確かにそうかもしれないね。世代、は大きなキーワードかも。
世代の違う人たちがひとつ屋根の下で暮らす家族が、
バラバラになっていく様子は辛いです。
傷を舐め合うしかない時代から、選択肢が与えられた時代になっていった
という希望的時代背景が、逆に家族をバラバラにしちゃったんだよね。
なんだかな〜
最後に県美術館館長さんが
自分世代として、リアルに分かるところが多かった。
でも、知らないというその人には責任ないし、
こういう映画が作れるアメリカがすごいと思った。
日本なら、政府関係者に家族に反政府的な活動をしている人がいたら
すぐにクビだろう。歴史を学ぶことの必要を感じた。
というような事をおっしゃっていました。
アメリカは大きく変わった、、、んだよね、きっと。
日本では、国を批判するヘイトスピーチが度々ニュースになるけど、
あれは切ないです。
昔、そんなんあったっけなぁ?
2014年アカデミー賞?最有力視。とか言われてたけど、
ノミネートされずで残念ですが、多くの人に観てもらえるといいな、
この作品。
で、こういうイベントがもっと増えるといいな…
いい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました!(^ ^)
love
ゆうか
PS
映画完成を待たず亡くなったプロデューサーのローラは、私の大好きな映画を製作を手掛けていて、執事セシルの奥さん役がこれまた私の凄く大好きな司会者、オプラウィンフリー🎶
あぁ、オプラに会いたいなぁ( ̄+ー ̄)