2010/03/10

The Hurt Lockerは・・・

アカデミー賞でたくさん賞をとったThe Hurt Locker 観た?

2007年のノーカントリーを観たときもそうだったけど
こういうテーマ設定で、こういう描き方がされるのは
アメリカならでは、だと感じました。

ハートロッカーは、イラク戦争で爆弾処理班として
毎日危険な仕事をしている人達の任務がベースになっていて
私はこれを観て、イラク戦争の様子がわかった。。。。

戦争で生き残るべくサバイバルするのは、
攻撃されている場所に住む人だけでなく
いつ命が奪われるかわからない状況で任務に就く人達も同じこと。
爆弾処理に向かう時に着る防護服は宇宙服のようで、
聞こえるのは自分の息遣いと、無線から届く仲間の指示の声。。
爆弾にむかって、ゆっくりゆっくり、1歩1歩歩いていく時は極限の緊張状態。

その様子に、観ているほうも緊張感が高まります。
でもね、彼らは緊張しながらも、時に笑顔でいたり、全く死を恐れていない様にも
見えるのです。それは、彼らがプロだからなのか、
それともどこか慣れてしまっているからなのか・・・・・

観ている私は、最後までその様子に、慣れる、ことは全くなく
次は大変な爆弾かも、その次は・・・・・と
どんどん恐怖感・緊張感が高まってくるんです。

孤独と恐怖と現実の中を彷徨う彼らは、犠牲者でしかないです。
多くの人が命を犠牲にする戦争はいつなくなるんだろう。

ウィリアムJの子供が大人になる頃には、
戦争が教科書の中で知る過去の事実として語り継ぐもの、となってて欲しい。。

映画を観終わった時、映画の世界が現在進行形である事を認識し、
心が重くなりました。。。。

女性監督ならではの描き方だと思います。
私の苦手なマッチョな戦争映画ではないです。
人の心が、命が、戦争で弄ばれている現実を描いた作品です。
でも、これも私が得意な映画ではありませんでした・・・・・。

ただ、たらたらと書いてしまいましたぁ(~_~;)

LOVE
ゆうか